a              
                                                                                                                  



b














戸倉上山田温泉へ長野新幹線が開通するまでは長野から信越線で戸倉を経由できたのに、しなの鉄道に乗り換えて別料金という不便さから金曜日の五時過ぎでも駅前は温泉客を待つタクシーの列だけで閑散としていたせいか、ワンメーターでも喜んでもらえた駅前タクシーの運転手のお勧めで「戸倉国民温泉」に寄り道をした。

入湯料金300円、タオル代270円。都会人からするとなんとも有難い自然の恵みと工業製品(?)の価格のアンバランスさを改めて考えさせられたが、夕方とはいえご近所のお年寄りが数人だけで都心の銭湯にはない穏やかな湯ざわりに暫し「旅人商人」として味わうことができた。