大阪駅近くの喫茶店でアドバンス安川氏と出合ったのは平成14年3月頃だった。

「こんなもん造ってマンネン」とのお話はバイオとかの難しい話ではなく、京都・平安神宮の池の浄化の話であった。(そんなに汚れているわけではないという注釈がついたこともあった)

後日、東大阪の事務所で水槽に入った「二枚貝」の実験の様子を聞いてもまだまだ何のコッチャ!という程度のサイエンスも、バイオにも全く興味カケラさえ沸かなかった。

唯、マーケッティングの上で、トレル・No.1というネーミングには面白いものを感じたのである。石鹸ではないという検査官の言葉通り“汚れ”が取れるのは面白いぐらいそれをそのままネーミングにするのであったが、問題は「No.1」というネーミングが通用するかという疑念があった。しかし「お陰でと下りましたデ」という連絡で改めてヤッタ!という思いであった。

以後、ビールをはじめとしていろいろの商品に「No.1]の名称が付けられたことはご承知のとおりである。